盛川和洋の装丁の仕事

盛川和洋の仕事の紹介

半七捕物帳1

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しばらく編集者時代のものを──。

2001年に、岡本綺堂『半七捕物帳』全六巻を新装版として刊行することになり、担当者でもない私は、勝手にアートディレクションをさせてもらいました。

タイトルは「顔眞卿大字典」から拾ってきて少し加工しました。スミフチで囲って著者名等の位置を決め、フォーマットを固めました。刊行後、ある高名な作家の方が褒めてくださったと人伝に聞きました。じつは少し前から帯の高さが50mmに変更になっていたんですけど、45mmと思い込んでつくってしまったため、巻数の下の括弧が帯に隠れていました。お恥ずかしい限りです。

このころは、Adobe illustrator や Photoshop にも慣れ、すでに何度かデータ入稿もしていました。